人間学の同人誌『Becoming』

生成の人間学の探求 『Becoming』年2回(春/秋)発行 同人代表:作田啓一 制作:BC出版

第33号(2014.3)

第33号(2014.3)

内容紹介
漱石における夜の思想 ─ 「夢十夜」と「坑夫」を巡って  作田啓一
「夢十夜」を解読するために、筆者は「夜の思想」という概念を提唱する。それぞれの夜における他界(死)の現れ方とそれの作中人物の受けとめ方を分析した石原千秋の論をたどり、他界の外部性と夢幻性に立ち会う。(400字×60枚程度) *「坑夫」については次号に続く。
群れの美学 ─ チーム・スポーツの美しさについて 亀山佳明
ベルクソンによる優美さとダンサーの動きの議論を参照した上で、筆者はサッカー競技を集団的舞踏であると想定する。〈生きた群れ〉とみなされるプレーヤーたちは、それぞれが独自性を保ちながらも互いに浸透し、優美な連動の形を生み出す。(400字×50枚程度)
記憶の私秘性と集合性 ─ ベルクソンの記憶論をめぐって(1) 金瑛
持続する過去という潜在性の領域を現在に現実化する運動として記憶をとらえるベルクソンの議論の明解なレビュー。さらに動的図式の概念を用い、想い出のリアリティとそれの共有性について考察し、社会制度に回収できないものとして集合的記憶をとらえようとする。(400字×45枚程度)
ルサンチマンと苦難の神義論 高橋由典
将来の救済のために現在の苦難があると説く苦難の神義論はルサンチマンとは無関係としたM.ウェーバーであったが、彼はその根拠を示さなかった。本稿ではその根拠を体験選択概念を用いて提示すると共に、ウェーバーの概念装置の弱点を指摘する。(400字×50枚程度) 

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