人間学の同人誌『Becoming』

生成の人間学の探求 『Becoming』年2回(春/秋)発行 同人代表:作田啓一 制作:BC出版

第29号(2012.3)

第29号(2012.3)

内容紹介
存在の感情と憐憫 作田啓一
本論は2つの自我概念を検討したあと、ニーチェふうの自我の休息時に生じる「存在の感情」(ルソー)の一側面として、憐憫を位置づけている。続いて憐憫が、R.ローティの議論との照合において、社会統合の基礎となる可能性を見る。(400字×45枚程度)
スポーツの力とは 亀山佳明
大震災の悲惨を生きた人々の体験をバタイユに拠って「至高の体験」と見るなら、それに見合う支援のあり方とはどのようなものか。中田英寿の行なったサッカーのチャリティ・マッチとW杯でのなでしこジャパンの試合ぶりを比較する。(400字×35枚程度)
記憶の地誌学 ─ ベンヤミンにおける都市・記憶・場所 近森高明
近年注目を集めている「場所の記憶」というテーマに関する一考察。個々の場所に潜む、生活に密着した記憶の掘り起こしをもって、画一的都市開発に対抗するD.ハイデンの理論と実践を、ベンヤミンの都市論および記憶論を対照させて検討する。(400字×45枚程度)
E.A.ポーと二つのテレパシーの交錯 ─ 二人のジャックによせて(1) 平田知久
「手紙はつねに宛先に届く」というテーゼのもとに、無意識を伝達経路とするコミュニケーションの可能性を説くラカンに対し、「手紙は宛先に到達しないことがありうる」とするデリダ。テレパシーの観点から両者の議論を考察する。本論はその前半、ラカンのテーゼに関する部分。(400 字×70枚程度)

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