人間学の同人誌『Becoming』

生成の人間学の探求 『Becoming』年2回(春/秋)発行 同人代表:作田啓一 制作:BC出版

第27号(2011.3)

第27号(2011.3)

内容紹介
自己愛と憐憫 ─ ルソー、ドストエフスキー、ニーチェ(続) 作田啓一
時としてニーチェはエゴイズムを称揚した思想家であると言われているが、じつは力への愛を主張していたのだ。有機物に入り込んだ力は強者と弱者とを分化させる。力の流れは円環運動する方向と垂直下降する方向とに分かれる。この観点から存在の感情(永遠回帰の体験)やルサンチマンを 位置づける。(400字×110枚程度)
動機としての体験選択 高橋由典
ふつう行為の動機は理念・利害・感情のいずれかによる(行為選択)とされているが、本論ではそれ以外に体験選択を加える必要が説得的に展開されている。この選択以前の選択として魅了と溶解の2類型が提示される。(400字×55枚程度)
記憶が鎮まるとき ─ トニ・モリスン『ビラヴド』から 原田達
人を殺めた場合の、あるいはまた殺戮の歴史における赦しの問題を、表題小説の読み込みを通して考察する。人々のrememory(受傷と加傷の消えない記憶)を重ね合わせることco-rememoryにより結ばれる人間的絆の可能性を示唆。(400字×70枚程度)

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