人間学の同人誌『Becoming』

生成の人間学の探求 『Becoming』年2回(春/秋)発行 同人代表:作田啓一 制作:BC出版

第25号(2010.3)

第25号(2010.3)

内容紹介
文学的感動と幻想 作田啓一
『カラマーゾフの兄弟』の中の1つの夢を手掛かりにフォースターは人物の広がりについて論じている。人物はその自我の外に出ることで広がる。本論はその観点から幻想の2タイプを区別する。(400字×35枚程度)
私小説と「私」という自己の可能性 ─ 古井由吉の作品を手がかりに 西山けい子
自我の消失体験を核にすえ、それの主題化と主語解体の文体を模索する古井文学。「私」の外へと超出する「私」のあり方を、従来の「社会化した私」に対置し、新たな私小説論の可能性を示唆する試み。(400字×50枚程度)
オルハン・パムクとイスラム主義の声 ─『雪』における 松浦雄介
西洋近代に与する作家が近代ブルジョワ文化の産物である文学を通して、非西洋のイスラム主義という他者の声を表象することは可能か否か。パムクの『雪』にその限界と可能性を探る。(400字×60枚程度)
ルソーの自然状態と『言語起源論』について ─ アルチュセール/ラカン風に 垪和宗紀
ルソーの「自然状態」をアルチュセールの「重層的決定論」の観点から検討し、「言語起源論」をラカンの「鏡像段階理論」との相同性において解釈する。文脈に即しスピノザ、ドゥルーズにも言及する。(400字×50枚程度)

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>