人間学の同人誌『Becoming』

生成の人間学の探求 『Becoming』年2回(春/秋)発行 同人代表:作田啓一 制作:BC出版

第24号(2009.9)

第24号(2009.9)

内容紹介
不特定多数を狙う犯罪 作田啓一
ここ10年間、不特定多数を狙う秋葉原事件に類する事件が5件発生している。その背景には階層的地位が人間のすべてであるとする 社会の一次元的価値観がある。犯行はこの社会への怨恨から始まり、その価値の覆いを人間から剥奪しようとする破壊で終わる。(400字×55枚程度)
叶えられた祈りのうえに・・・─ 映画『カポーティ』(ベネット・ミラー監督、2005年)評 亀山佳明
映画は、一家惨殺事件の取材から始まり犯人のペリーの処刑に立ち会った作家カポーティが、『冷血』で大成功を収めたあと、作品が書けなくなった経過をたどる。この挫折の原因を、論者は作家の「リアルな分身」であったペリーの喪失の中に見いだす。(400字×30枚程度)
遊び論再考 高橋由典
R.カイヨワを原点とする社会学的遊び論においては、日常生活からの隔離(隔離規範に従うこと)により社会秩序内に収まる遊びが視野に置かれる。この規範的要素を切り離した遊びそのものの精神の探求から、新たな遊び論が始まる。(400字×35枚程度)
対義語から読む『人間失格』 服部聡子
太宰治の『人間失格』の中に対義語を考えるエピソードがある。罪の反対は何か。その問いは、無辜の人間がこの世ではなぜ罰(不 幸)を受けるのかという問い(その逆も含めて)に置き換えられる。その問いに対する答えの探求が主人公の生涯を貫いている。(400字×40枚程度)
小説 キャリアウーマンの一日 葱里菜於子
キャリアウーマンのマユカウ氏は、羽織ったコートの右端に異様な重みを感じた。そこにすがりついていた小さな生き物とのシュールな一日。(400字×30枚程度)
◆◆本誌執筆者別論考一覧(第1号-第24号)

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